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新橋の乙女と盲導犬像

『ベルナのしっぽ』をご紹介したときに盲導犬について触れましたが、新橋に盲導犬像あり、との情報を得たので改めて取り上げたいと思います。
犬像シリーズ番外編その1、ですね。

盲導犬1

タイトルは「乙女と盲導犬の像」。JR新橋駅、SL広場に建っています。
乙女は20代前半くらいでしょうか。若さ溢れるミニスカートを穿き、おしゃれにも気を使っているように見えます。
像が建立された昭和44年(1969)当時はミニスカートが流行していたようですね。
この乙女はシェパードの盲導犬を連れています。
現在盲導犬といえばレトリバーですが、1970年代までの主流はシェパードだったそう。

日本最初の盲導犬もシェパードで、1939年にドイツからやってきました。
どうして主流が移り変わっていくのかというと、問題はその外見。シェパードの凛々しく強そうな見た目が威圧感を与えるというのですね。
確かにレトリバーの方が優しい顔つきで親しみは湧くかもしれません。

では話は像に戻って。次は台座に注目してみました。
月光仮面の原作者としても有名な川内康範さんの詩が刻まれています。

詩

街は
こんなにも明るいのに
どこかに翳りがある
心のささくれ
あなた
語らずにぬくもりを
求められずにぬくもりを
あの街に
この街に

と、あります。
なんというか……暗いです。悲哀を感じます。

乙女と盲導犬の像は盲導犬の普及を願って建てられたそうですが、現在でも普及率は高くありません。
関西盲導犬協会の発表によると国内の視覚障がい者数約33万人に対し、実際に活動している盲導犬使用者が1039人(2013年情報)。

もっと盲導犬が普及していけば視覚障がい者に対する理解が深まり、盲導犬をイジメる人間が減るんじゃないかと思いますがなかなか上手くいかないものです。

 
おまけ
以前行った靖国神社の犬像もシェパードだったことを思い出し、新橋のシェパードと比較してみました。

盲導犬2 シェパード像

靖国のシェパードの方がマズルが短く額は狭いようです。
新橋のシェパードは体毛が短くつるんとして見えるところが特徴でしょうか。
盲導犬なので手入れがしやすいように刈っているのかもしれません。

ピンと尖った耳は似ていますね。

他に違いを挙げるなら表情ですね。どちらも職業犬ですが、盲導犬である新橋シェパードは穏やかな感じ、軍用犬である靖国シェパードはより強く誇り高い感じがしました(^▽^)